学院について・理事長ご挨拶

学院の理念


「清く賢く麗しく、誇り高き乙女であれ」


私立百合園女学院では、礼儀教養品格をそなえ、

自らの美しさと意志で道を切り拓く乙女の育成を理念としております。

学院生活においては、日々のティータイムもまた大切な学びのひとつ。

美意識に裏打ちされた所作や言葉遣い、人との関わり方を通じて、

“凛としてしなやかな心”を育むことこそが、百合園の教育の礎です。

学院の紹介


風にほのめく茶葉の香り。
甘くほのかなお菓子の香り。

かぐわしい乙女たちが集う学び舎では、
今日もどこかでお茶会が開かれている──

大正十二年創立。
由緒正しきお嬢様学校、私立百合園女学院。

「清く賢く麗しく、誇り高き乙女であれ」の教えを胸に、百年にわたり多くの卒業生を送り出してきました。

学院は、音楽科・美術科・文系・理系の四学科から成り、

学科を越えて交わるクラス編成と、専門性を磨く授業体系を採用しています。

多くの生徒が学生寮である「カメリア寮」で暮らし、思いやりと品格を育む豊かな日々を送っています。

リリアルについて

白百合の誇りを継ぐ、生徒会“リリアル”

私立百合園女学院では、特に品位と知性に秀でた生徒が、生徒会役員として“リリアル”に任命されます。

その名は、古フランス語で白百合を意味する「Lilial」に由来し、

純潔・無垢・威厳を体現する存在として、一般生徒からも尊敬のまなざしを集めています。

リリアルたちは、学院の顔として礼儀作法やお給仕の指導、行事の運営を担い、

来賓である“ソレイユ様”をお迎えする「リリアルたちのお茶会」を主催しています。

現在はそのお茶会が常設化され、学院外に「Salon Lilial(サロン・リリアル)」という新たな活動の場が広がっています。

姉妹制度について

お姉さまと妹で結ばれる、心のリボン


百合園には、年次を越えて結ばれる「姉妹制度」が存在します。

一定期間を経た後、生徒は希望制で“お姉さま”または“妹”として指名・結びを行い、学びや寮生活の中で支え合いながら関係を育んでまいります。

お姉さまは妹を導き、妹はその背中を見て学ぶ。

時に励まし合い、時に甘えながら、

互いの存在が乙女としての誇りと自信へと変わっていく──

それはただの指導制度ではなく、百合園女学院ならではの“優雅な絆”のかたちです。

Salon Lilialについて

リリアルたちがもてなす、乙女のためのサロン


「Salon Lilial(サロン・リリアル)」は、
リリアルたちが学院の外で、実践の中さらなる教養を育む、特別なティーサロンです。

もとは月に一度、学院内で催されていた「リリアルたちのお茶会」を、

ソレイユ様のご要望と支援を受けて、常設店舗として開放する運びとなりました。

サロンでは、リリアルたちとその見習いが給仕係として皆様をお迎えし、

季節の紅茶や特製スイーツをご提供するとともに、

心ほどける上質な時間と、お嬢様学校の世界観をご体験いただけます。


ここは、目まぐるしい日常を忘れ、

“優雅に過ごす”ことをたしなむための、もうひとつの百合園──

どうぞごゆるりとお過ごしくださいませ。

理事長からのご挨拶

ごきげんよう。
私立百合園女学院 理事長の水谷みくでございます。

本学院は、乙女たちが美しさと強さ、そして知性を内に秘め、

自らの人生を誇り高く歩んでいくための学び舎です。

サロンリリアルは、その精神を社会へ広げる試みとして誕生いたしました。

リリアルたちが主催するお茶会を通して、日常のなかにほんのひとしずく、夢と憧れを届けられましたら幸いです。

どうぞ、百合園の乙女たちとのひとときを心ゆくまでお楽しみくださいませ。